Quality

ものづくり

アサヒのものづくり

目が届く、手が届く、気持ちが行き届くことを追求しています。

例えば、アサヒを代表するブランド「快歩主義」は、体重移動をコントロールして歩行をサポートするという、全く新しいテーマをカタチにした画期的な靴です。しかし、この機能を実現するための靴製造には微妙な手作業やコントロールが求められます。それを製品化するためには、一つひとつの工程の地道な改善や工程間の連携、そして何より一貫して「良い靴をつくる」という共通する想いが不可欠でした。小さなパーツ一つにも細かく目を配って、何か不具合があればすぐに手を動かして対応し、すべてに気持ちを込めて作り上げています。

アサヒの掲げる日本製とは、自分たちで責任と自信を持ってお届けできる品質を指しています。

品質管理 バルカナイズ製法

履き心地と快適さのために、あえて手のかかる製法を貫いています。

国内では希少となっているバルカナイズ製法を継続し、磨き続けています。これはゴムの靴底と縫製したアッパーを接合した後、100℃を超える加硫缶で圧力と熱を加える製造方法。ゴム底の強度や弾性を引き出し、靴としての一体感を高めると共に、型崩れがし難く、足にしっくりと馴染むことが特色ですが、熟練の手技が必要な工程が少なくないため、今では行っている工場は数えるほどしかありません。

また、同時にPU(ポリウレタン)射出成型マシンによるインジェクション製法もおこなっています。PU靴底は非常に軽量で屈曲性が高いことに加え、一体成型による接着力・防水力にも優れていますので、高級革靴や防水婦人靴などに適しています。

加硫缶

世の中にないものを生み出していく、研究開発への情熱を忘れません。

シニア世代の快適な歩行をサポートする「快歩主義」ブランドをスタートさせたことをきっかけに、さらなる靴づくりへの情熱を深め、九州大学と共同で足型測定器「フットグラファー®」を開発しました。一人ひとり異なる足のサイズや形状を自動計測することで、靴づくりに役立てるべく、これまでに40万人もの足型を測定、蓄積したデータは製品の開発や改善に活かしています。